この地図を
つくった理由
昔の三島を知ると、いつもの景色が少し違って見えてくる。
私たちが暮らし、仕事をする三島。その昔を知ることで、今の三島をもっと好きになってもらいたい。そんな思いから、この地図をつくりました。
この地図をきっかけに、見慣れた道や町並みに新しい発見が生まれたなら、つくり手としてこれほどうれしいことはありません。
航空写真を残しながら、地形の範囲を読みやすく表示します。
三島市 | 土地の記憶
1961〜69年の航空写真では、住宅は比較的高い地形に多く、低地には田畑が広がっていました。その後、市街地は低地まで広がり、いま人口は減少局面へ。なぜ、住む場所の選び方は変わったのでしょうか。昔の空と現在の地形・まちの方針を重ね、これからどこで暮らすかを考えるマップです。
オレンジは台地・段丘や扇状地など、周囲より比較的高い地形。青は氾濫平野・旧河道など、水が集まりやすい成り立ちの低地です。この違いは、土地を選ぶときに知っておく価値があります。三島で不動産の仕事をしている私も、土地を見るときはまずここを確かめます。物語では地形を大きく2つにまとめ、山地・斜面や造成地などは詳細表示で見られます。この2色が、60年前と現在を見比べる目印です。
※ 出典:国土地理院「地形分類(自然地形)」実験公開データ。土地の成り立ちの参考であり、個別の危険度を断定するものではありません。
約60年前、治水・排水設備が現在ほど整っていなかった時代。青い低地には田畑が広がり、家はまばらでした。一方、住宅は台地・段丘や扇状地など、比較的高い地形側に多く見られます。低地の田畑は暮らしの糧そのもので、水はけや土の質を読むことが、そのまま暮らしの判断でもありました。水と暮らしが近かった時代、人びとは土地の成り立ちをよく見て住む場所を選んでいた——私はそう読んでいます。
写真から読み取れるのは、地形と住宅・田畑の分布です。
水の恵みも、水害の怖さも、今より身近だったころの三島です。
治水・排水などの整備が進むにつれ、水を身近に意識する場面はしだいに減りました。同じころ勤めに出る人が多数派になり、土地は耕す場所から駅や職場へ通う拠点へ。変わったのは土地の成り立ちではなく、土地を選ぶ物差しのほうでした。薄い青の下に見える屋根や道路に注目してください。中央のバーを左右に動かすと、同じ場所の昔と今を見比べられます。
この地図から確認できるのは、土地利用の変化です。当時の選択が誤りだったという意味でも、いま地形を気にしなくてよいという意味でもありません。
駅までの距離が、土地を選ぶ物差しになっていった頃です。
人口減少は、数字だけでなく、暮らしを支える場所をどう残すかという話です。
実績:2020年国勢調査・2025年国勢調査速報。推計:国立社会保障・人口問題研究所「令和5年推計」。
2035年には3人に1人が高齢者になる見込みです。人口が減るなか、広がった市街地で道路・上下水道などのインフラと、医療・買い物・公共交通などの生活サービスをどう維持するかが課題になります。
60年前と同じ市街地に戻るわけではありません。利便性という物差しは、これからも大切です。ただ、治水などの整備が進んでも、土地の成り立ちそのものが変わるわけではありません。かつて人の記憶にあったその履歴を、いまは地図で確かめられます。物差しをもう一つ重ねて考えたい——三島で不動産に携わる私の見方です。
当社の町別比較(2019→2026年)では、比較できた56町のうち51町で人口が減少。※町別の合計値は三島市全体の人口ではありません。
市は2035年を見据え、現在のコンパクトな市街地と人口密度を維持する方針です。生活拠点と周辺の居住地を公共交通で結ぶ「コンパクト+ネットワーク」のまちづくりを進めています。
三島市の公式方針緑の居住誘導区域は居住を緩やかに誘導する区域、紫の都市機能誘導区域は医療・福祉・商業などを誘導する生活拠点です。地図では地形を色の塗り、誘導区域を緑・紫の境界で示します。
市街地を直ちに縮小したり、区域外の居住を禁止したりする制度ではありません。区域外では、一定規模以上の開発・建築などに届出が必要です。
居住誘導区域は「安全な土地」の認定ではありません。区域内でも、青い低地や公式ハザードマップを重ねて見る必要があります。
※ 令和7年2月改定資料を反映。地図境界は国土数値情報A50(令和元年公表)の参考表示です。
住所・地番を検索すると、その場所の自然地形と、三島市のまちづくり上の位置づけを確認できます。ここが昔どんな土地だったかという知識は、長く住み続けた人の中にありました。住む人が入れ替われば、伝わりにくくなります。価格や駅までの近さと並べる、もう一つの物差しとしてお使いください。
検索後に、同じ場所の昔の航空写真と公式ハザード情報も確認できます。今の姿と、昔の空を並べてご覧ください。
※ このマップは土地選びの出発点です。個別の安全性や資産価値を判定するものではありません。
昔の三島を知ると、いつもの景色が少し違って見えてくる。
私たちが暮らし、仕事をする三島。その昔を知ることで、今の三島をもっと好きになってもらいたい。そんな思いから、この地図をつくりました。
この地図をきっかけに、見慣れた道や町並みに新しい発見が生まれたなら、つくり手としてこれほどうれしいことはありません。
このマップでは、三島市の1961〜1969年と現在の航空写真を比較し、住所ごとの自然地形・立地適正化計画の区域を確認できます。必要な地点では切土・盛土など造成の記録も追加確認でき、2020〜2050年の人口実績・推計から2035年のまちづくり方針まで一続きで読めます。
分からないこと:このマップだけでは、個別の土地の安全性、浸水深、建築規制、地盤強度を判定できません。公式ハザードマップと専門家の調査を併用してください。
地形分類は「土地がどのようにできたか」を示す情報です。物語表示では自然地形を読みやすい色にまとめ、詳細表示では国土地理院の細かな自然地形を確認できます。人工地形は情報過多を避けるため、住所検索・拡大時の追加機能として初期状態を非表示にしています。
| 表示 | 主な分類 | このマップでの読み方 |
|---|---|---|
| オレンジ | 台地・段丘・扇状地 | 周囲の低地より比較的高い地形 |
| 青 | 氾濫平野・旧河道など | 水が集まりやすい土地の成り立ちに注意 |
| 水色 | 切土地 | 斜面などを削って造成した人工地形 |
| 赤 | 盛土地 | 土を盛って造成した人工地形 |
地形分類は災害リスクを考える入口ですが、危険度そのものを示す図ではありません。同じ分類でも標高、周辺河川、造成状態、対策工事によって条件は異なります。
はい。国土地理院の「1961〜1969年 空中写真」を表示できます。撮影年は場所によって異なるため、画面では「1961〜69年」と表記しています。現在写真との境界バーを動かすと、同じ地点を比較できます。
社人研の最新推計では、2035年に95,017人、2050年に82,914人です。2025年国勢調査速報の103,085人から計算すると、2035年までに8,068人、2050年までに20,171人減る推計です。推計値であり、実際の将来人口を保証するものではありません。
いいえ。同じ市街地に戻ると断定することはできません。三島市の公式方針は、現在のコンパクトな市街地と人口密度を維持し、生活拠点と居住地を公共交通で結ぶことです。昔の航空写真を将来の土地選びのヒントと見る部分には、当社の解釈が含まれます。
このマップの地形表示で確認できます。物語表示では台地・段丘・扇状地などの比較的高い地形をオレンジ、氾濫平野・旧河道などの低地を青にまとめています。詳しい分類は凡例の「詳しい地形分類を見る」から切り替えられます。
自然地形は自然にできた土地、人工地形は造成で変えられた土地です。このマップでは自然地形を基本表示とし、切土地・盛土地などの人工地形は住所検索後または拡大表示で、必要な場合だけ追加できます。
昔の写真だけで安全性は判断できません。田畑、旧河道、住宅地の広がりなど土地利用の履歴を読む参考にはなりますが、現在の浸水想定、地盤、擁壁、造成履歴などは別に確認する必要があります。
いいえ。居住誘導区域は土地の安全性を認定する区域ではありません。人口密度や生活サービスを維持するため居住を緩やかに誘導する区域で、区域内にも水害・土砂災害等のリスクは残ります。最新の個別境界は三島市都市計画課で確認してください。
はい。住所・地番を検索すると地図がその地点へ移動します。自然地形、居住誘導区域の内外、都市機能誘導区域、昔と今の航空写真を確認できます。区画・がけ条例は三島市 土地 がけ条例チェックマップをご利用ください。
国土地理院の旧写真タイルに未整備範囲や一時的な取得エラーがあるためです。このマップは現在写真で代用せず、取得できない範囲は画面上に状態を表示します。
地図データは公開情報を読みやすく重ねた参考表示です。区域・法規制の最新情報や個別の危険度は、三島市、特定行政庁、建築士等の専門家に必ずご確認ください。
有限会社アイ企画(静岡県三島市の不動産会社/仲介・売買・賃貸管理)
〒411-0023 静岡県三島市加茂18-7 TEL 055-976-5300
宅地建物取引業免許 静岡県知事(10)第6124号
監修:代表取締役 髙野大地(宅地建物取引士)
公式サイト / 三島市の土地 がけ条例を地番でチェック