- 土地価格相場は、2026年の水準に直した目安で坪単価約32.4万円(取引当時の中央値は約29.9万円。2021年1月〜2026年3月の取引23件のうち、計算に使った22件)。
- 町内の基準地価(基準地 三島-6・住宅地の1地点)は2026年に約30.8万円/坪で、2021年からの5年間で0.5%下落。1地点の価格のため、相場とは金額が一致するものではありません。
- 人口は3,198人(2026年1月31日)で、2007年から5.5%増えています(三島市全体は9.2%減)。
- 狩野川の洪水浸水想定区域(想定最大規模)が町の9割以上(ほぼ全域)にかかります(0.5〜3mと3〜5mが中心、狩野川の川岸に近いごく一部で最大10〜20m)。町内に土砂災害警戒区域・特別警戒区域の指定はありません。
三島市長伏の土地価格相場は、2026年の水準に直した目安で坪単価約32.4万円(1㎡あたり約9.8万円)です。
三島市長伏(ながぶせ)は、市の南部、中郷地区にある町で、狩野川と境川の合流点から南に広がっています。境川や狩野川を挟んで、清水町・沼津市と接しています。応永3年(1396年)の文書に「長伏」の名が見え、江戸時代には本長伏村・新長伏村と分けて記されることもありました。町内には三島市立長伏小学校があります。
アイさん
たかの
もくじ
長伏の土地価格相場
2026年の水準に直した目安は坪単価約32.4万円(1㎡あたり約9.8万円)で、取引当時の中央値は坪単価約29.9万円です。
「2026年の水準に直した目安」は、各取引の坪単価を、三島市全体の土地の取引価格の動き(年約2.5%の上昇)に合わせて2026年1〜3月の水準に引き直してから出した中央値です。取引の時期が古いほど、取引当時の価格との差は大きくなります。査定額と比べるときは、この目安の数字をお使いください。ただし、長伏の基準地価の地点(基準地 三島-6)は直近5年(2021年→2026年)でほぼ横ばい(0.5%の下落)で、町の価格の動きは三島市全体と違う可能性があるため、取引当時の中央値(約29.9万円)もあわせてご覧ください。
対象は、2021年1月〜2026年3月の公表データにある長伏の土地の取引23件のうち、相場の計算に使った22件です(取引の時期は2021年4〜6月から2026年1〜3月まで)。2021年1月以降の取引が5件以上あるため、この期間の取引で計算しています。除いた1件は、道路に接していない土地の取引(2021年7〜9月)です。相場の計算に使った取引には、面積が2,000㎡以上の広い土地の取引が1件含まれますが、この取引を除いて計算しても、相場はほぼ同じです。
・土地価格相場(2026年の水準に直した目安) 約32.4万円/坪(約9.8万円/㎡)
・取引当時の中央値 約29.9万円/坪
・取引の半数が集まる範囲(2026年の水準) 約21.3〜33.3万円/坪
・計算に使った取引 2021年1月〜2026年3月の22件
グラフは、長伏・三島市・静岡県の土地の取引価格(坪単価)を、その年までの3年間の取引の中央値(3年移動中央値)で表したものです。たとえば2025年の値は、2023〜2025年の取引の中央値です。取引当時の価格で、2026年の水準に直していないため、上の相場の数字とは一致するものではありません。
三島市全体では、2020〜2022年の29.4万円/坪から、2023〜2025年は32.4万円/坪になっています(約10%の上昇。件数は232件・212件)。一方、長伏の取引は、特殊な取引を除くと3年間で5〜16件で、件数の少ない年もあるため、上昇・下落の傾向として読み取るには足りません。
この記事の相場は、国土交通省「不動産情報ライブラリ」の取引価格情報(宅地(土地))のうち、2026年10月時点で公表されているデータ(取引は2026年1〜3月分まで)をもとに当社が集計しました。取引価格情報は、国土交通省が不動産の取引の当事者に行ったアンケート調査の回答に基づく価格で、成約したすべての取引の価格ではありません。
相場は、町内の取引の坪単価の中央値です。2021年1月〜2026年3月に相場の計算に使える取引が5件以上ある町はその期間、少ない町は2018年1月からの取引を使っています。2026年の水準に直すのに使った年約2.5%の変化率は、三島市全体の取引価格(坪単価の中央値)の2018年4月〜2026年3月の動きから求めたものです。囲みの「取引の半数が集まる範囲」は、2026年の水準に直した坪単価の安い方と高い方から4分の1ずつを除いた範囲です。
関係者間の取引、隣地の購入、調停・競売、道路に接していない土地の取引、瑕疵がある可能性のある取引など、特殊な事情のある取引と、坪単価が1万円未満の取引は、相場の計算から除いています(長伏では1件)。この記事では、これらをあわせて「特殊な取引」と書いています。取引価格情報は四半期ごとに追加・更新されるため、直近の期間の件数は今後増えることがあります。
このサービスは、国土交通省の不動産情報ライブラリのAPI機能を使用していますが、提供情報の最新性、正確性、完全性等が保証されたものではありません。
取引事例から見える長伏の特徴
土地の価格は、同じ町の中でも、形や広さ、面している道路の条件によって変わります。町の取引の特徴を知っておくと、不動産会社が示した査定額の根拠を確かめる手がかりになります。
不動産業界では、土地の売れやすさに影響する主な条件として、次の5つが挙げられます。
- 駅までの距離
- 土地の形状
- 土地の大きさ
- 面する道路の幅
- 面する道路の方位
売却価格への影響は、下の記事で解説しています。
たかの
相場の計算に使った期間(2021年1月〜2026年3月)の長伏の取引は、次のとおりです。坪単価は取引当時の価格です。「相場の計算から除外」とある取引は、特殊な事情のある取引や坪単価が1万円未満の取引のため、相場の計算に使っていません(理由は取引時期の欄に記載)。
| 三島市長伏の土地の取引価格(取引当時) | |||||
| 価格 | 坪単価 | 面積 | 形状 | 道路の幅・方位 | 取引時期 |
| 2,100万円 | 22.8万円 | 300㎡ | ほぼ正方形 | 4.0m・西 | 2026年1〜3月 |
| 1,800万円 | 36.4万円 | 165㎡ | ほぼ整形 | 6.0m・南 | 2025年10〜12月 |
| 1,800万円 | 33.1万円 | 170㎡ | 長方形 | 6.0m・北西 | 2025年10〜12月 |
| 1,900万円 | 13.9万円 | 440㎡ | ほぼ正方形 | 4.0m・東 | 2025年7〜9月 |
| 7,500万円 | 23.8万円 | 1,000㎡ | 不整形 | 6.0m・南 | 2025年7〜9月 |
| 2,500万円 | 12.9万円 | 630㎡ | ほぼ整形 | 4.0m・東 | 2025年7〜9月 |
| 1,500万円 | 12.6万円 | 400㎡ | 袋地等 | 2.7m・東 | 2024年10〜12月 |
| 1,500万円 | 20.2万円 | 250㎡ | 正方形 | 3.0m・北東 | 2024年10〜12月 |
| 2,000万円 | 39.7万円 | 165㎡ | 長方形 | 6.0m・北西 | 2024年10〜12月 |
| 1,600万円 | 29.8万円 | 170㎡ | 長方形 | 4.0m・西 | 2024年4〜6月 |
| 5,600万円 | 31.7万円 | 580㎡ | 不整形 | 12.0m・北 | 2024年1〜3月 |
| 1,400万円 | 24.8万円 | 190㎡ | 不整形 | 12.0m・北 | 2024年1〜3月 |
| 1,400万円 | 31.4万円 | 145㎡ | 長方形 | 5.0m・北 | 2024年1〜3月 |
| 1,500万円 | 31.1万円 | 155㎡ | 長方形 | 5.0m・北 | 2023年10〜12月 |
| 5,500万円 | 19.5万円 | 930㎡ | 不整形 | 13.0m・北 | 2023年10〜12月 |
| 1,800万円 | 36.4万円 | 165㎡ | 長方形 | 6.0m・北西 | 2023年4〜6月 |
| 1,700万円 | 30.1万円 | 180㎡ | 長方形 | 3.5m・北東 | 2023年1〜3月 |
| 1,500万円 | 33.1万円 | 145㎡ | ほぼ長方形 | 4.0m・北西 | 2022年10〜12月 |
| 1,900万円 | 36.4万円 | 165㎡ | 台形 | 4.5m・東 | 2022年4〜6月 |
| 1,700万円 | 30.1万円 | 180㎡ | 長方形 | 3.0m・北東 | 2022年4〜6月 |
| 7億3,000万円 | 15.5万円 | 2,000㎡以上 | 不整形 | 5.0m・南東 | 2021年7〜9月 |
| 350万円 | 10.6万円 | 110㎡ | ほぼ長方形 | 接道なし | 2021年7〜9月 (相場の計算から除外:道路に接していない土地) |
| 1,700万円 | 28.8万円 | 190㎡ | ほぼ整形 | 4.0m・西 | 2021年4〜6月 |
形状・面積・道路の条件ごとの傾向は、件数を増やすため、2015年以降の取引36件(特殊な取引を除く。2016年10〜12月から2026年1〜3月まで)で見ていきます。価格は取引当時のもので、2026年の水準には直していません。取引の時期や場所の違いも含まれます。件数の少ない区分や、坪単価が特に低い取引(町の2015年以降の取引の中央値の3分の1未満。この期間に1件:約8.3万円)を含む区分は、平均が大きく動くため、幅をもってご覧ください。形状・道路幅・方位の比較では各区分の中央値でも比べ、平均と違う結果になる場合は、その小見出しで中央値を示しています。
土地の形状に対する土地価格相場の傾向
一般に、正方形や長方形の土地は建物を配置しやすく、売れやすいとされています。台形や不整形の土地は、建物の配置に工夫が要ることがあり、整形の土地より価格が低くなりやすいといわれます。
| 長伏の形状別の平均坪単価(2015年以降・36件) | ||
| 形状 | 件数 | 平均坪単価(取引当時) |
| 正方形(ほぼ正方形を含む) | 4件 | 約21.7万円 |
| 長方形(ほぼ長方形・ほぼ整形を含む) | 24件 | 約28.0万円 |
| 台形(ほぼ台形を含む) | 1件 | 約36.4万円 |
| 不整形(袋地等を含む) | 7件 | 約21.2万円 |
長伏では、長方形の区分に坪単価の特に低い取引が含まれるため、件数が3件以上の区分を平均と中央値の両方で比べました。長方形の土地(24件)は、平均(約28.0万円)でも中央値(約30.1万円)でも最も高い結果でした。ほかの区分は、平均では約21.2〜21.7万円、中央値では正方形 約21.5万円・不整形 約20.2万円で、いずれも長方形の土地より低い結果です。整形の土地のうち正方形の土地は、不整形の土地とほぼ同じ水準のため、整形の土地が高いという一般的な傾向がはっきり表れているとはいえません(件数が少ない区分があるため参考)。
面積に対する取引価格の傾向
土地は広すぎても狭すぎても、買える人が限られることがあります。町で取引の多い面積・価格帯を知っておくと、売却を考えるときに役立ちます。
長伏の2015年以降の取引36件(2016年10〜12月から2026年1〜3月まで)を、面積と価格で分けた件数は次のとおりです。
| 長伏の土地面積に対する取引価格の傾向(2015年以降・36件) | ||||||||||
| 面積\価格 | 1,000万円未満 | 1,000〜1,500万円 | 1,500〜2,000万円 | 2,000〜2,500万円 | 2,500〜3,000万円 | 3,000〜4,000万円 | 4,000〜5,000万円 | 5,000〜6,000万円 | 6,000〜7,000万円 | 7,000万円以上 |
| 2,000㎡以上 | 1 | |||||||||
| 450〜2,000㎡ | 1 | 1 | 3 | 1 | ||||||
| 400〜450㎡ | 1 | 2 | ||||||||
| 350〜400㎡ | 1 | |||||||||
| 300〜350㎡ | 1 | 1 | ||||||||
| 250〜300㎡ | 1 | |||||||||
| 200〜250㎡ | 1 | |||||||||
| 150〜200㎡ | 1 | 13 | 1 | |||||||
| 100〜150㎡ | 2 | 2 | 2 | |||||||
最も多いのは、面積150〜200㎡・価格1,500〜2,000万円の取引で、13件でした。なお、取引の件数は、売りに出た土地の数にも左右されます。面積だけで見ると、150〜200㎡の取引が最も多く、36件中15件でした。
この表は、縦を土地の面積、横を取引価格(取引当時の総額)とし、1件の取引を「1」として数えています。面積・価格の区分は「以上〜未満」です。公表データで面積が「2,000㎡以上」とだけ示されている取引は、別の行にしています。
道路幅に対する土地価格相場の傾向
一般に、面している道路の幅が広いほど、日当たりや風通し、車の出し入れの面で有利になり、売れやすいとされています。
| 長伏の道路幅別の平均坪単価(2015年以降・36件) | ||
| 道路幅 | 件数 | 平均坪単価(取引当時) |
| 4m未満 | 7件 | 約25.9万円 |
| 4〜6m | 12件 | 約25.9万円 |
| 6〜8m | 11件 | 約27.8万円 |
| 8m以上 | 6件 | 約24.2万円 |
長伏では、最も高いのは道路幅6〜8m(11件・約27.8万円)で、最も低いのは道路幅8m以上(6件・約24.2万円)でした。道路幅4m未満・4〜6mは、いずれも約25.9万円です。道路幅が広いほど高いという一定の傾向は見られませんでした。
道路方位に対する土地価格相場の傾向
一般に、南側の道路に面した土地は、日当たりの良さから売れやすいとされています。
| 長伏の道路の方位別の平均坪単価(2015年以降・36件) | ||
| 道路の方位 | 件数 | 平均坪単価(取引当時) |
| 南側 | 7件 | 約32.0万円 |
| 南東側 | 1件 | 約15.5万円 |
| 東側 | 8件 | 約21.5万円 |
| 西側 | 5件 | 約23.9万円 |
| 北東側 | 3件 | 約26.8万円 |
| 北西側 | 5件 | 約33.5万円 |
| 北側 | 7件 | 約23.5万円 |
長伏では、件数が3件以上の方位で比べると、南側・北西側が約32.0〜33.5万円と高く、最も低いのは東側(8件・約21.5万円)でした。南側と同じ水準の方位もあり、南側が高いという一般的な傾向がはっきり表れているとはいえません(件数が少ない区分があるため参考)。
査定額を見るときは、ご自身の土地の条件に照らして、こうした傾向も参考にしてください。
長伏の立地と学区
長伏の最寄駅は大場駅で、町の中心付近から直線で約2.3kmです。東海道新幹線の停まる三島駅までは、直線で約4.3kmです。いずれも直線距離のため、実際の道のりはこれより長くなります。
長伏の学区は、小学校が三島市立長伏小学校、中学校が三島市立中郷西中学校です。通学区域は変わることがあるため、最新の情報は三島市の通学区域(小学校・中学校)のページでご確認ください。
駅までの距離は、国土交通省「国土数値情報(鉄道データ)」(令和7年度版)の駅の位置と、国勢調査(2020年)の町の範囲のなかで建物が集まる中心付近から、当社が計算した直線距離です。学区は、三島市の「小学校の通学区域」「中学校の通学区域」(2026年2月5日更新)で確認しました。
長伏の今後の見通し
土地の価格は、地価の動きや人口、災害リスクなどの影響を受けます。
たかの
- 基準地価の推移
- 人口の推移
- 災害リスク
三島市全体については、人口の減少などを理由に、2030年までに地価が下がると予想する見方もあります(下の記事で解説しています)。ここ数年の三島市全体の取引価格は上向いており、町によっても当てはまり方は違うため、長い目で見た市全体の見方の一つとして参考にしてください。
基準地価の推移
長伏には、静岡県の地価調査の基準地「三島-6」(長伏112番23、住宅地)があります。基準地価(都道府県地価調査)は、静岡県が毎年7月1日時点の価格として公表している土地の価格です。公表資料では、この地点は三島駅から道路距離で4,600mと記載されています。この地点の価格は2014年からのため、2014年以降の価格で比べています。
基準地価は町内の1地点の価格で、実際の取引から出した相場とは、対象の土地も時点も違うため、金額は一致するものではありません。この節では、金額よりも価格の動きを見る手がかりとしてご覧ください。
2026年の基準地価は1㎡あたり93,100円(坪単価約30.8万円)です。直近5年(2021年→2026年)では0.5%の下落で、同じ期間の三島市の基準地価の平均(11.4%の上昇)と比べると、市平均を下回る動きです。平均に入る地点は2021年14地点、2026年13地点です。
2014年(約31.1万円/坪)からの長い期間では、長伏の地点は1.0%下がっています。同じ期間の三島市の基準地価の平均は、約43.8万円/坪から約50.2万円/坪へ14.6%上昇しており、長伏の地点は市平均を下回る動きです。
| 基準地価の推移(基準地 三島-6) | |||
| 年 | 1㎡あたり | 坪単価 | 三島市平均(坪単価) |
| 2014年 | 94,000円 | 31.1万円 | 43.8万円(14地点) |
| 2015年 | 94,800円 | 31.3万円 | 44.1万円(14地点) |
| 2016年 | 94,800円 | 31.3万円 | 44.3万円(14地点) |
| 2017年 | 94,800円 | 31.3万円 | 44.4万円(14地点) |
| 2018年 | 94,800円 | 31.3万円 | 44.7万円(14地点) |
| 2019年 | 94,400円 | 31.2万円 | 44.9万円(14地点) |
| 2020年 | 94,000円 | 31.1万円 | 44.9万円(14地点) |
| 2021年 | 93,600円 | 30.9万円 | 45.0万円(14地点) |
| 2022年 | 93,300円 | 30.8万円 | 45.3万円(14地点) |
| 2023年 | 93,300円 | 30.8万円 | 45.8万円(14地点) |
| 2024年 | 93,300円 | 30.8万円 | 46.5万円(14地点) |
| 2025年 | 93,100円 | 30.8万円 | 47.6万円(14地点) |
| 2026年 | 93,100円 | 30.8万円 | 50.2万円(13地点) |
ほかの町の地価や人口の推移は、当社独自の三島市 地価・売却マップでもご確認いただけます。
基準地価は、国土交通省「不動産情報ライブラリ」のAPI(地価公示・都道府県地価調査)から取得しました(2026年10月取得)。坪単価は、1㎡あたりの価格に400/121を掛けて換算した値です。三島市平均は、同じ種類(基準地価)の市内の地点のうち、住宅地・商業地・工業地の地点の価格の単純平均です。地点の数や顔ぶれは年によって変わります(2014年14地点、2026年13地点)。
人口の推移
長伏の人口は、2026年1月31日時点で3,198人です。2007年1月31日の3,032人と比べると、5.5%増えています。同じ期間に三島市全体は9.2%減っており、長伏は市全体と違って人口が増えています。
直近5年(2021年→2026年)では、長伏は2.5%の増加、三島市全体は4.9%の減少です。
| 2007年からの人口の増減 | |||
| 地域 | 2007年1月31日 | 2026年1月31日 | 増減率 |
| 三島市 | 114,192人 | 103,653人 | −9.2% |
| 長伏 | 3,032人 | 3,198人 | +5.5% |
なお、2026年9月30日時点の長伏の人口は3,244人です(三島市全体は103,143人)。
人口は、三島市の人口統計(町名別人口と世帯数。住民基本台帳・外国人を含む・各年1月31日)をもとに作成しています。2026年9月30日の値も同じ資料によります。
長伏の災害リスク
国と静岡県が公表している洪水浸水想定区域・土砂災害警戒区域を、国勢調査の長伏の範囲と重ねて確認しました。
洪水浸水想定区域(想定最大規模の降雨が前提)によると、狩野川が氾濫した場合、長伏では町の9割以上(ほぼ全域)が浸水すると想定されています。浸水深は0.5〜3mと3〜5mが中心で、5〜10mの区域もあり、狩野川の川岸に近いごく一部では10〜20mとされています。
浸水想定区域に入る土地は、購入を検討する方が慎重に確認することが多いため、売却時の価格の話し合いに影響することがあります。影響の大きさは、土地ごとの想定の深さや位置によって異なります。
土砂災害警戒区域・特別警戒区域は、長伏の町内には指定されていません。
洪水浸水想定区域は、想定し得る最大規模の大雨で川が氾濫した場合の想定で、必ずそうなるというものではありません。同じ町内でも、土地の高さや川からの距離によって想定は変わります。また、下水道や水路から水があふれる内水氾濫は、この想定には含まれていません。
下のボタンで地図を開き、画面の上の欄に住所や地番を入れると、土地ごとの想定を確認できます。
洪水浸水想定区域(想定最大規模)は国土交通省・静岡県の公表データ(国土交通省 ハザードマップポータルサイトの「重ねるハザードマップ」)、土砂災害警戒区域・特別警戒区域は国土数値情報(国土交通省 不動産情報ライブラリ経由)を使い、国勢調査(2020年)の町の範囲と重ねて当社が集計しました(2026年10月時点)。割合はおおよその値です。公式のハザードマップは、三島市洪水ハザードマップ・土砂災害ハザードマップ(三島市)・静岡県の中小河川の洪水浸水想定区域図(三島市)でご確認いただけます。
三島市全体と比較した今後の見通し
これまで見てきたデータから、分かったことは次のとおりです。
- 基準地価(基準地 三島-6・住宅地)は、2021年から2026年の5年間で0.5%下落(同じ期間の三島市の基準地価の平均は11.4%上昇)で、市平均を下回る動き
- 三島市全体の土地の取引価格(3年間の中央値)は、2020〜2022年の29.4万円/坪から2023〜2025年の32.4万円/坪に上昇(長伏の取引は、特殊な取引を除くと同じ3年間でそれぞれ7件・16件のため、傾向として読み取るには件数が足りない)
- 人口は2007年から5.5%増加(三島市全体は9.2%減少)で、市全体と違って増えている
- 直近5年(2021年→2026年)の人口は2.5%の増加(三島市全体は4.9%の減少)
- 狩野川の洪水浸水想定区域(想定最大規模)が町の9割以上(ほぼ全域)にかかる(0.5〜3mと3〜5mが中心、狩野川の川岸に近いごく一部で最大10〜20m)
- 町内に土砂災害警戒区域・特別警戒区域の指定はない
地価は直近5年でほぼ横ばいで、同じ期間の三島市の基準地価の平均(11.4%の上昇)を下回っています。人口は2007年より増えていることから、横ばいが続く可能性があります。
ただし、町の9割以上(ほぼ全域)に洪水浸水想定区域がかかっています。
なお、これは公表されている統計から見た長伏全体の傾向です。個別の土地の価格は、形や広さ、道路の条件などによって変わるため、売却を考える際は、長伏の特徴を理解した不動産会社に相談しましょう。
まとめ
- 土地価格相場(目安)は坪単価約32.4万円(取引当時の中央値は約29.9万円。2021年1月〜2026年3月の取引23件のうち、計算に使った22件)
- 2015年以降の取引で最も多い面積は150〜200㎡(36件中15件)
- 今後の見通し:地価はほぼ横ばいで市平均を下回り、人口は増えており、横ばいが続く可能性があります(町の9割以上に洪水浸水想定区域)
この相場データの活用方法
相場だけでは個別の土地の売却価格は分かりませんが、不動産会社の査定額を比べる手がかりになります。次のように活用してください。
- 複数の不動産会社に査定を依頼する
- 提示された査定額(総額)を土地の坪数(㎡×0.3025)で割って坪単価に直し、坪単価約32.4万円(2026年の水準に直した目安)の相場と比べる
- 相場より高い査定額には「なぜ高いのか」、低い査定額には「なぜ低いのか」の根拠を確認する
- 長伏の特徴(土地の形や広さ、道路の条件など)をふまえて査定しているかを確かめる
長伏の基準地価の地点は直近5年(2021年→2026年)でほぼ横ばいで、三島市全体より弱い動きのため、取引当時の中央値(約29.9万円)もあわせて比べてください。
根拠の説明がないまま高い査定額が示された場合、売り出した後に値下げが必要になることもあります。査定額の根拠をきちんと説明できる不動産会社を選ぶことが大切です。
