不動産売却で相見積もりを行う際、相場価格と根拠を知っておかないと失敗する

不動産売却で失敗しないためには、正しい業者選びをすることが大切です。そこで、業者選びで役立つのが「相見積もり(または、あいみつ)」です。

相見積もりとは、複数の会社に売却査定をとることです。そうすることで、その中から一番あなたに適している業者を選ぶことができます。

ただ、「査定価格が高い」という理由だけで不動産会社を決めてしまうと、業者の思うつぼです。

たしかに、不動産は大切な財産なので、「少しでも高く売却したい」と考える方は多いです。

しかし、道路が狭かったり、崖に面していたりすると条件が特殊になり査定価格は低くなるはずなのですが、営業ノルマが優先され「とりあえず売却を依頼されたい」と考える悪徳業者は、査定価格を吊り上げます。

注意

つまり、売れるはずのない高い査定価格を出すのです。

そのため、査定価格が不当に高い会社査定価格に根拠の無い会社避けた方が無難です。

売れるはずのない高い価格では、購入希望者すら現れません。さらに、価格に根拠が無ければ質の高い購入者に納得して購入してもらうことはできないからです。

そこで、このページでは、相見積もりを取る際に重要なポイントを紹介します。

これを学ぶと、あなたのことを第一に考えてくれる優良業者で、より高い金額で売却を引き受けてくれる会社を見つけることができるようになります。

大まかな価格と期限を決めておく

相見積もりで大切なのは、「相場価格以上で、売却するために一番良い提案をしてくる業者を選ぶ」ことです。

相場価格といっても、大半の方は不動産の売却経験がないため、明確な相場を知ることができません。

そこで、国土交通省運営サイト「土地総合情報システム」で過去の成約事例をチェックして、自分の中で相場のイメージを作っておくことが良いです。

MEMO

国土交通省運営サイト「土地総合情報システム」  http://www.land.mlit.go.jp/webland/

弊社では、売却査定を受ける際に、まず、このくらいで売却できたらという価格と期限を設定していただいています。

価格と期限を伝えることで、お客様が理想としている売却価格に対して、できることと諦めなければいけないことが分かります。

そうすることで、お客様が理想としている売却の提案ができるからです。

ここで、価格と期限を設定しておくと何が良いのか、分かりやすく釣りに例えてご説明します。

例えば、あなたが漁師を営んでいるとします。そこへ、「大きいマグロを1週間で提供してほしい」と言われたらどうでしょうか? 大きいマグロを1週間で釣り上げるには限界があるため、小さいマグロを出すことになります。

不動産会社も同じように、不動産を高く売却するため、質の高い購入者を探すには時間がかかってしまいます。

一方、「5000円以内の魚を1週間で提供してほしい」と言われたらどうでしょう? 価格や期限が明確なため、提供できる魚の種類が決まり、釣るための餌や方法も変わってきます。

これを不動産売却に置き換えると、以下のようになります。

「土地を相場価格より高く1ヶ月以内に売却したい」というお客様がいるとしましょう。

一般的に、相場価格が2000万円とした場合、1ヶ月以内に相場価格以上では売却することはできませんので、2200万円で6ヶ月かけて売却する、もしくは1900万円で1ヶ月以内に売却するというご提案ができるようになります。さらに、提案に合わせて販売活動の方法も決まってきます。

このような決め方であれば、売却価格を確認しながら期限を見直すことができます。

もし、相場価格以上で売却するには、本来なら6ヶ月かかるのにも関わらず、「土地を相場価格より高く1ヶ月以内に売却したい」という頼み方で相見積もりを依頼してしまうと、悪徳業者に出会う確率が高くなります。

それは、前述の通り、1ヶ月以内では、相場価格より高く売却することは難しく、「とりあえず売却を依頼されたい」と考える悪徳業者ほかならないからです。

依頼前から売却できないと分かっていて仕事を取るということは、販売活動中のどこかで帳尻を合わせようとしている証拠です。

売却の信頼・安心性を確保しながら高く売却するためには、相場を知り、時には期限を延ばすことも必要です。

要するに、「相場価格を確認して譲れない条件だけを採用すれば、安心してより高く売却できる」ということです。

査定価格の根拠に目を向ける

業者選びは、査定価格だけではなく、その根拠に目を向けることも大切です。

価格に納得のいく根拠の説明がない会社には、依頼しないようにしましょう。

宅地建物取引業法第三十四条の二 第二項

宅地建物取引業者は、宅地又は建物を売買すべき価額又はその評価額について意見を述べるときは、その根拠を明らかにしなければならない。

電子政府の総合窓口:宅地建物取引業法(34条の2)より引用

なぜなら、不動産は人生における買い物でも最も高額なので、購入希望者は納得のいく根拠の説明を求めているからです。

不動産の売却先は、多くの場合、不動産会社ではなく一般の方です。

不動産会社の役割はあくまで仲介であるため、購入希望者に納得してもらわなければ、売却することはできません。

例えば、あなたにも経験があると思いますが、自動車販売店で車を選ぶ際、探していた車の価格や情報に「納得できる根拠や説明がないと感じた瞬間に」お店を離れてしまった経験はあるはずです。

つまり、納得のいく根拠の説明ができない会社で売出したとしても、購入希望者に「この不動産を買うのは損」だと見破られてしまい、結局売れ残ってしまったり値下げせざるを得ないケースも珍しくありません。

よって、査定価格を提示されたときは、安易にその会社へ依頼をするのではなく、必ず根拠を尋ねてみましょう

その際に納得のいく説明が得られれば、安心してその会社を選んでも問題ありません。しかし、納得のいく説明がない場合は、依頼を避けた方が賢明です。

そうすれば、根拠や提案に着目しつつ、より高く売却を引き受けてくれる優良業者を見つけることができます。

以上のことから、不動産売却を依頼する前に相見積もりを行う場合、大まかな価格と期限を決めておきましょう。

そして、その査定価格の根拠に目を向けお客様の理想に近い提案をしてくれる業者を選ぶようにしましょう。

弊社の強みと魅力

アイ企画は単に、家や土地の売却をお手伝いするだけの不動産会社ではありません。

お客様が売却をした先、どのような暮らし方をしていきたいかを丁寧にヒアリングし、それを実現できる確かな提案力と熱意を提供することができます。

「家を売るなら1円でも高く売りたい」、それが不動産を売却する人の希望であり、本音ですよね。

しかし、その気持ちに付け込んで、査定価格だけ高く提示してくる悪徳業者もいます。

アイ企画では、三島市に密着し創業34年、豊富な知識と実績を生かし、その不動産の価値を正しく見極め適切な購入者を見つけます。

根拠を明確にするため、査定書及び3種類の調査レポート(統計調査、土地調査、周辺環境調査)を提示しています。

ここまでして本当に無料なのと心配されますが、もちろん無料です。

売却するお客様はもちろん、購入希望者に納得のいく根拠の説明をするための準備でもあるんです。

その結果、お客様が満足できる「高く売却する」が実現します。

営業マンではなく、地域に住んでいるからこそ可能な納得いく根拠高品質なサービスを提供できるのも魅力の1つであり、創業から今まで売却を依頼されて売れなかった不動産はありません。

「不動産を売りたいけど、どの会社に依頼したらよいかわからない」

もし、そんな悩みをお持ちでしたら(有)アイ企画へご相談ください。無料査定や相談を受け付けておりますので、遠慮なくご利用いただけますと幸いです。

あなたが不動産売買で失敗せずに最大の利益を得られるように、全力でサポートをさせていただきます。

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