| 実例の不動産概要 | ||||
| 所在地 | 種別 | 土地面積 | 建物面積 | 築年数 |
| 三島市青木 | 空き家 | 508.84㎡ | 170.77㎡ | 49年 |
倉庫の売主K様
相続してから手をつけられなかった三島市の古い倉庫。建物は古く、中には父の代からの荷物が山のように詰まっていて、私にはどうすることもできませんでした。
私は埼玉県で暮らしているし、三島まで行くのも難しい年齢です。だからと言って解体費用をかける余裕もなく、「どうにもならない場所」として心の隅に引っかかっていたのです。
そんな中、三島市で老舗のアイ企画さんに電話してみたのが始まりでした。「大丈夫ですよ。現地は私たちが確認しに行きます」と、すぐに動いてくれました。
報告によると、倉庫は老朽化はしているものの、使い方次第でまだまだ活用できる状態。荷物についても、業者さんを手配して一括で片付けてくれるとのことで、安心しました。
私が感動したのは、ただ売るだけでなく、「どう活かせるか」に目を向けてくれた点です。SNSで「DIY好きな方へ」「小規模事業者の作業場に」と発信したところ、地元の若い電気工事業者の方が興味を持ってくれたのです。
実際に倉庫を見て、彼は「ここを工房にします」と言ってくれました。壊すしかないと思っていたあの建物が、誰かの仕事場になる…その事実に胸がいっぱいになりました。
ずっと悩んでいた荷物の山と場所の問題を解決できました。
売却までのストーリー
三島市にある築49年の倉庫を相続した埼玉県にお住まいの売主K様。
倉庫はかつてご両親が営んでいた商売の物置として使っていたもので、内部には古い工具、棚、段ボール、衣類、書籍などが山積みになっており、そのままの状態で長年放置されていました。
「中には何があるのかもわからないし、私も高齢で現地まで見に行けない。そもそも古すぎて売れるのかしら？」
そんな不安を抱えていたK様に、私たち三島市の地元不動産会社がご相談を受けました。
まず現地の状態確認からスタートしました。
現地に赴いたところ、たしかに建物も古びてはいましたが、倒壊の危険はない構造で、立地は国道136号線からのアクセスも良好なものでした。
「これは活かせる」と判断しました。
最大の課題は「大量の荷物」でした。倉庫の中は足の踏み場もないほどで、まずはこの状態を改善しなければ売却活動もできません。
K様にご事情を説明した上で、弊社が責任をもって残置物の撤去と整理を引き受け、片付け後には自然光が差し込む、開放感のある空間が現れました。
私たちはその倉庫を、ただの古い物置ではなく「活用次第で変わる可能性のあるスペース」としてとらえ、写真撮影も工夫しました。
晴れた日の午前中に撮影し、内部の雰囲気が明るく映るよう角度や構図にも配慮しました。
そしてここからが弊社の強み。単に物件情報をポータルサイトに掲載するだけでなく、SNSを活用して地域の潜在ニーズを掘り起こしました。
「キャンプ用品の保管場所を探している方へ」「農作業道具の一時保管に」「DIY工房にぴったり」といった切り口でInstagram配信し、掲載から1ヶ月。三島市内で電気工事業を立ち上げた40代の男性から問い合わせがありました。
「道具を保管しつつ、簡単な加工もしたい」との希望で、まさにこの倉庫が理想的な物件だったのです。
現地内見の際も、事前に清掃・整備された状態を見て「思った以上に良いですね！」と好印象。価格も納得いただけ、スムーズに売買契約がまとまりました。
「解体するしかないと思っていた。まさか片付けまでお願いできて、売れるなんて…」とK様。さらに、買主からの「大切に使わせていただきます」という言葉をお伝えすると、「父もきっと喜んでいると思います」と感慨深そうに語ってくださいました。
築年数だけでは測れない価値がある。それを伝え、繋ぐのが私たちの仕事です。
今回の売却は、地域密着型の不動産会社だからこそ見つけられた“活用の目線”によって実現した成功事例となりました。
たかの
三島市は魅力的なエリアです。もし「古さがネックになって売れるわけがない」と思われている方がいらっしゃれば、ぜひ本事例のように“活用次第で変わる可能性のあるスペース”である点をアピールし、地域のネットワークを活用した売却活動を検討してみてください。
私たちはこれからも、築古物件がもつ歴史や趣を新たなステージへつなげるお手伝いを全力で続けてまいります。
三島市の倉庫売却で失敗しないための4つのステップについて、こちらのページで詳しく解説しています。
三島市で倉庫の売却を検討する際の参考にして下さい。
