実例の不動産概要 | ||||
所在地 | 種別 | 土地面積 | 建物面積 | 築年数 |
三島市壱町田 | 収益アパート | 211.86㎡ | 146.16㎡ | 33年 |
アパートの売主O様
三島市壱町田で父から相続した土地にアパートを建築して夫と二人でなんとか管理してきました。築30年以上経つアパートは、いつのまにか空室が増え、見に行くたびに心が沈みました。
特にここ数年は、夫婦ともに体力が落ち、草刈りや簡単な補修作業も億劫になり、ついには玄関先まで雑草が茂ってしまい、近づくのも怖い状態に……。
そんなある日、友人から「三島市の不動産関する悩みはここに相談したらいいよ」と紹介されたのがアイ企画さんでした。
当初は正直、売れるとは思っていませんでした。
でも「草ぼうぼうでも大丈夫。まずはご相談ください」という言葉に後押しされ、半信半疑で問い合わせをしてみたのです。
とても親身で、実際に現地を見に来てくれました。「草が茂っていても、清掃すれば蘇りますよ」「立地が良いから、若い世代には魅力的ですよ」と言ってくださり、思わず涙が出そうになりました。
それからは、担当の方が全てをリードしてくれました。
草刈りから外観写真の撮影、買主への提案資料作成まで、すべてお任せでき、私たちは現地に行く回数を減らすことができました。
そして、3ヶ月後、驚いたことに「この物件、気になっています」と連絡をくれたのは、三島市出身の若い青年の方。
東京で働いていたけれど、地元で空き家やアパートをリノベーションして地域活性化に取り組みたいという熱意ある青年でした。
なんと、その奥様が、うちの息子と同じ職場で働いているということが後からわかり、不思議なご縁に驚かされました。
「この建物を活かして、学生さんや若い社会人が集まれるような場所にしたい」と語ってくれた彼の姿に、父がかつて商売をしていた頃の姿が重なりました。
売却後は、私たちの手を離れたことで肩の荷がおり、夫婦でのんびり散歩に出かけられる余裕も生まれました。
そして何より、あの草ぼうぼうだったアパートが、今は若い力で息を吹き返しつつある。その姿を見るたびに、「手放してよかった」と心から思えるのです。
売却までのストーリー
三島市壱町田での出来事です。弊社にご相談くださったのは、築33年を超える軽量鉄骨アパートを所有されていたご夫婦(O様)でした。
アパートは、もともとご主人のご実家が所有していた土地に建てられたもので、ご両親の想いを受け継ぎ、長年ご夫婦で管理を続けてこられたとのことでした。
当初のご相談は「空室が増えてきたうえに、草が伸びすぎて見に行くのも怖くなってきた」との切実なお悩みでした。現地調査に伺うと、確かに雑草が玄関先まで伸びており、外壁の塗装も劣化が目立ち、築年数なりの傷みはありました。
ただ、壱町田という立地は三島駅からも自転車圏内で、近隣にはコンビニや小学校もあり、利便性は高いエリアです。
そこで私たちは「建物のマイナス点ではなく、立地と将来性を最大限に評価する買い手とのマッチング」を最優先に考えました。
まずは、弊社提携の清掃業者と連携し、雑草の除去と簡単な外構まわりの整備を実施。外観写真も晴れた日に撮り直し、「再生可能な価値ある資産」として見える形を整えました。


そのうえで、アパートの過去のエピソードや、オーナー様がこれまで管理を続けてこられた背景も含めて紹介資料にまとめました。
広告は、投資家向けの情報サイトに掲載するだけでなく、地元にゆかりのある移住希望者を対象としたSNSやUターン情報誌にも発信。すると、ちょうど三島市で物件を探していた30代の若い投資家から問い合わせがありました。
彼は東京で不動産業に従事していたものの、「地元・三島に恩返しがしたい」と考えて帰郷。古い建物を活用して地域の魅力を引き出すリノベーション事業に取り組みたいとのことでした。
T様は現地見学の際、「古いけれど、ちゃんと手入れされてきた痕跡がある」「建物にストーリーがあって魅力を感じる」と語り、購入を希望されました。
さらに後日談として、T様の奥様が、O様の息子さんと同じ会社で働いていたことが発覚。「どこかで聞いた名字だと思っていた」と笑いながらおっしゃっていたのが印象的でした。
引き渡し後は、T様がすぐにDIYリノベーションを始め、地域の学生向けのシェア住居とワークスペースとしての再生計画が進んでいます。
売主様ご夫婦も「草ぼうぼうだったあのアパートが生まれ変わるなんて」と驚かれており、「まさか、こんな気持ちのいい形で手放せるとは思っていなかった」とお話しくださいました。
不動産売却は単に資産処分ではなく、バトンを渡すこと。アイ企画では、物件が持つ背景やオーナー様の想いも大切にしながら、次の担い手を探すお手伝いをしています。
今回のご縁も、三島というまちの中で生まれた、人と人との繋がりによる素敵な物語となりました。
「手放すことが不安だったけれど、こんなに前向きな気持ちで送り出せたことに感謝しています」
この言葉をいただけたとき、私たちも胸が熱くなりました。
たかの
三島市は魅力的なエリアです。もし「古さがネックになって売れるわけがない」と思われている方がいらっしゃれば、ぜひ本事例のように“活用次第で変わる可能性のあるスペース”である点をアピールし、地域のネットワークを活用した売却活動を検討してみてください。
私たちはこれからも、築古物件がもつ歴史や趣を新たなステージへつなげるお手伝いを全力で続けてまいります。
売却時、荷物の片付けはどうする?処分のタイミングと片付けのコツを解説について、こちらのページで詳しく解説しています。
三島市で不動産の売却を検討する際の参考にして下さい。